恋はたい焼き戦争


「もう"大丈夫です…ぐずっ…」

「はは、良かった良かった〜!
鈴ちゃんが元気ないとみんなも元気なくなっちゃうからね〜」





気が晴れるまで泣きまくった私の目は明日に響くほど腫れていたけれど、最後の悪あがきで保冷剤と温めたタオルとを交互に目に当ててもう少し腫れがマシになるように努めた。





「鈴おはよ〜」





そのおかげか、あかりにも誰にも変に思われることはなかった。





「もう寒くて寒くて仕方ないよ…」

「もう11月入ってちょっと経つしねー
早いなぁ…」





本当に月日が流れるのは早いな。


充実してたから、きっと余計早く感じるんだろうな。





「どうしたの?」





みんなといられるのも、もうあと1週間ちょっとなんだ。





「…寒くて眠くてぼーっとしちゃっただけだよ」

「布団から出るの本当に辛いもんね」





こんな風にどうでもいいような、些細なこと話せるのももう少しか…なんて思うと寂しくてたまらなくなって。


でも、どこか割り切ってる自分もいて…


頭の中はバタバタと大忙しだ。
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