Drinking Dance
「その天都さんに“わいと結婚してくれまへんか?”って公開プロポーズですよ!

すごくないですか!?

『狼谷財閥』の御曹司を一目見ようと言わんばかりに、3階は大混雑でお昼を買いに行くの大変だったんですから!」

「とりあえずどこからツッコミを入れればいいのかわからないんですけれども、何で関西弁でプロポーズをしたんですか?」

「大阪出身なんだそうですよ」

「ああ、なるほど…」

星崎さんは返事をすると、タコの形に切ってあるウィンナーを口に入れた。

お昼ご飯はいつもコンビニで済ませている私と違って、星崎さんは自分でお弁当を作って会社に持ってきている。

女子力が高いと言うか、すごいなあ…。

やっぱり、もったいないかも。
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