元カノがめんどくさい
「ごめん、そんなつもりじゃなかったんだけど…

それよりっ、用はなんだった?」


「あっ、そうそう!
今日ねっ?社会人サッカーのとあるチームと飲み会があってねっ?

フフっ。
ちょっと運命的な出会いをしちゃったかもっ!」


あ、そう…

まぁ、いつもの事だからね。
大した用じゃないとは思ってたんだけど…

これは長くなるパターンかな。
心配して掛け直したりするんじゃなかった。



「ちょっと聞いてる!?」


「聞いてるよ。
むしろ続きを待ってたんだけど」


「そっか。
それでねっ?その人、須藤遥(すどうはるか)ってゆう私らの4コ上の人なんだけどさっ。
蓮斗、聞いた事ある?」


「いや、ないよ。
いくらサッカーやってたからって、サッカーやってる人全員を知ってるワケじゃないからね…」


「そりゃあそーだろーけどさぁ。
でも男で遥って珍しいし、聞いた事くらいあれば覚えてるかなって」


別に珍しくもないと思うけど…
あえて突っ込まないどこう。


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