劇団「自作自演」





随分、痛いところを突いてくる。いや、刺してくる。



私は今、敦くんに烙印を押されたのだ。



「アンタは、周りと同じだ。」



という屈辱的な烙印を。



あのクラスの連中、敦くんの言う、受刑者共とアンタは一緒だよ。そう言われたのだ。



一緒に、一括りにされてしまったのだ。



私は違う。受刑者なんかじゃない。



でも……ほら、この「でも」を使ってる時点で、私は受刑者なのだ。



周りと一緒に、一括りにされないためには、私はそれを受け入れるしかない。



しかし……(やっぱり使ってしまう。)受け入れるという大人の対応をすることで、結局のところ、事態は何も変わらない。



だから、余計にタチが悪い。「突いてくる」という表現を、「刺してくる」に変えたのは、このことからだ。




< 222 / 307 >

この作品をシェア

pagetop