アンティークドール



俺は買ったビニール袋をぶらぶらと振りながらアンティークドールに背をむけてあるいた


アンティークドールが点になるまで、無言で歩き続けた



そして見えなくなったら学校まで走る


離れない



アンティークドールのあのか細い声が


甘くてしつこく耳にとりついて離れない



ごしっと真っ赤になった耳をこすり、脳内から妙な考えを抹消する



俺…こんなに真っ赤になっちゃって…なんかアンティークドールが好きみたいじゃん



人形相手に…やばいよな

つか、真千を殺した張本人を…恨まないといけないはずなのに…



なんだよコレ…?





< 82 / 208 >

この作品をシェア

pagetop