QUEEN of the JOKER
「あ、迎え来たかな」


「近くに来たの?」


「うん。角を曲がったらすぐだって」


「じゃあ、あたしは行くね。なるべく明るい所で待ってるように」


「分かった。瑞希、本当にありがとう」


「…別に。あたし、夕飯の支度あるから帰らないと」


「また明日ね!瑞希」


「…それじゃあ、バイバイ」


あたしは買い物袋を持って琴葉が明るい街灯の下に行ったのを確認すると家へと向かった。








そこで誰かとすれ違うとも知らずに
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