白い雪が降り積もるように


さてさて、何の話をしているのかな……。




この二人が二人きりで話しているのは稀だ。




もしかしたら、何か蓬條の内部に関わる話かもしれない。




そう思い、気配を消して、聞き耳を立てた。




「依良、高校を休学して半年だ。復学はしないのか?」




「……勉強はしてる」




「つまり、復学する気はないと?」





デスクに肘をついて目の前に立つ息子を見る蓬條紗良の目は冷たい。





そうだ、蓬條依良は高校に行っていない。





それは半年前に休学していたからだったんだ……。





でも、何故休学なんか……。



すると、蓬條紗良はため息を吐いた。






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