白い雪が降り積もるように
中学生になった頃にはその言葉に加えて、父親が猫好きだったことを理由に猫を殺すことを強要された。
当然、僕は拒んだ。
拒めば殴られた。
それでも、拒み続けた。
でも、律生は違った……。
「何やってんの、律生!」
学校から帰る途中の公園で、当時小六だった律生は母親の言うことをきいて、猫を殺していた。
首を絞めたのか、猫は舌を出して目を開いたまま死んでいた。
「え、お母さんの言うとおりにしただけだけど。兄ちゃんもやりなよ?楽しいよ?」
そう言って、律生は死んでいる猫を蹴った。