「好きって言って。」

「てか、大丈夫なんですか」




なにが大丈夫なの?


「しーずー!やっと追いついたぁ~」


向こうからあーちゃんの声が聞こえる。

はぁはぁと言っているのも聞こえた。


「こけたとこ」


指を指され、ようやく気が付く。

少し、赤くなってるかも。


けど、そんな痛みも分かんなかったのに・・・。


「ううん、大丈夫だよ」


て、いうかそんなことより・・・。

この人、女子力ありそうなオーラがある!



まぁ、いっちゃうと。


好きになっちゃった、なんです。


ちょっと、照れくさいかも。


「あの!」


私はとっさに口が動いた。


「私の、彼氏になりませんかっ!?」


「へ?」


女子力ある男子、みーっつけた♪
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