ほしの、おうじさま
「星野央路」の字の下に、当該部署の名が間違いなく印字されていた。
ここって要するに、「こういう商品を売り出そうぜ」「こういうサービスを提供しようぜ」っていう案を出して、それをきちんと具現化できるよう遂行する部署だよね。
つまり会社の行く末を左右する、重大かつ重要なセクションな訳で、そんな所に新入社員が配属されるなんてかなり稀有なことなんじゃなかろうか。
やっぱ星野君て、つくづく優秀な人なんだなぁ…。
しみじみとそう思いながら、私が感嘆のため息を吐いたその時。
「おはようございます」
右隣の席の人が出勤し、私に向けて挨拶を繰り出して来た。
「あ、お、おはようございます!」
私は眺めていた資料から顔を上げ、慌ててその人物に視線を合わせ、言葉を返す。
「私、野崎麗華といいます。これからよろしくね」
「あ、私は星七織です。こちらこそよろしくお願いします」
会話を交わしながら、私は内心かなりドギマギしていた。
何故なら野崎さんは「これがリア充という生き物です」という注釈付きで図鑑に載ってしまうくらい、正統派の、まごうことなき今時のキラキラ女子だったから。
いや、一応服装は私や他の女子と同様、いかにもリクルート仕様といった黒のスーツなのだけど。
髪の毛も、真っ黒なストレートのロングヘアをゴムで一つに纏めるという、これまた無難なスタイル。
ここって要するに、「こういう商品を売り出そうぜ」「こういうサービスを提供しようぜ」っていう案を出して、それをきちんと具現化できるよう遂行する部署だよね。
つまり会社の行く末を左右する、重大かつ重要なセクションな訳で、そんな所に新入社員が配属されるなんてかなり稀有なことなんじゃなかろうか。
やっぱ星野君て、つくづく優秀な人なんだなぁ…。
しみじみとそう思いながら、私が感嘆のため息を吐いたその時。
「おはようございます」
右隣の席の人が出勤し、私に向けて挨拶を繰り出して来た。
「あ、お、おはようございます!」
私は眺めていた資料から顔を上げ、慌ててその人物に視線を合わせ、言葉を返す。
「私、野崎麗華といいます。これからよろしくね」
「あ、私は星七織です。こちらこそよろしくお願いします」
会話を交わしながら、私は内心かなりドギマギしていた。
何故なら野崎さんは「これがリア充という生き物です」という注釈付きで図鑑に載ってしまうくらい、正統派の、まごうことなき今時のキラキラ女子だったから。
いや、一応服装は私や他の女子と同様、いかにもリクルート仕様といった黒のスーツなのだけど。
髪の毛も、真っ黒なストレートのロングヘアをゴムで一つに纏めるという、これまた無難なスタイル。