ほしの、おうじさま
「あ、私この後個室に寄っていくから」
言いながら、向井さんはマウスウォッシュを洗面台の端に寄せると、そちらのエリアへと足を踏み出した。
「先に戻ってくれてて良いよ」
「うん、分かった。それじゃあまた後ほど」
向井さんと手を振り合いながら別れ、私は言葉通り会議室へと戻った。
テーブルの上を見る限り、どうやら皆食べ終えてはいるようだけれど、会話の方が大いに盛り上がっていたので、まだまだ解散にはならなそうな雰囲気だった。
なので私も元の位置に腰かけ、引き続き皆の話に耳を傾ける。
数分後に戻って来た向井さんも同じように着席した。
その後、男子がチラホラと戻り始め、その中に私達の前の席、つまりドッキングしているテーブルの右側が指定席である男子が若干戸惑い気味の表情で近付いて来た。
「あ、ごめんね~?勝手にテーブルと椅子お借りしちゃった」
野崎さんがそう声を発しつつ立ち上がる。
「すぐに戻すからちょっと待ってて」
その言葉に連動して私や他の皆も急いで起立し動き出した。
男子は別に気分を害している様子はなく、野崎さんの「明日からも使わせてもらっても良いかな?」という問い掛けに快く応じていた。
それから彼女は歯を磨きに行き、13時数分前に戻って来て、その後は通路を挟んだ右隣の席の、「主役席」発言をした富樫さんと会話を始めたので、私に構って来る事はなかった。
言いながら、向井さんはマウスウォッシュを洗面台の端に寄せると、そちらのエリアへと足を踏み出した。
「先に戻ってくれてて良いよ」
「うん、分かった。それじゃあまた後ほど」
向井さんと手を振り合いながら別れ、私は言葉通り会議室へと戻った。
テーブルの上を見る限り、どうやら皆食べ終えてはいるようだけれど、会話の方が大いに盛り上がっていたので、まだまだ解散にはならなそうな雰囲気だった。
なので私も元の位置に腰かけ、引き続き皆の話に耳を傾ける。
数分後に戻って来た向井さんも同じように着席した。
その後、男子がチラホラと戻り始め、その中に私達の前の席、つまりドッキングしているテーブルの右側が指定席である男子が若干戸惑い気味の表情で近付いて来た。
「あ、ごめんね~?勝手にテーブルと椅子お借りしちゃった」
野崎さんがそう声を発しつつ立ち上がる。
「すぐに戻すからちょっと待ってて」
その言葉に連動して私や他の皆も急いで起立し動き出した。
男子は別に気分を害している様子はなく、野崎さんの「明日からも使わせてもらっても良いかな?」という問い掛けに快く応じていた。
それから彼女は歯を磨きに行き、13時数分前に戻って来て、その後は通路を挟んだ右隣の席の、「主役席」発言をした富樫さんと会話を始めたので、私に構って来る事はなかった。