鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!
トレーには、葵くんが頼んだチーズケーキとフルーツタルト。
私が頼んだケーキの他に、ピンクと黄色のマカロンが置かれてるのを見て、頭にクエスチョーンマークが浮かんだ。
だって、私も葵くんも頼んでないし…注文の受け間違えなんて、圭さんがする筈にも思えない。
『ああ、それ? 俺の奢り。
可愛い可愛い俺の後輩ちゃんとそのお友達に』
イヤにお友達を強調しながらそう言った圭さんは、わざとらしい笑みを浮かべて葵くんを見た。
『いいんですか? ありがとうございますッ!』
その笑みを不思議に思いながらも、頭を下げて圭さんにお礼を言う。
『わざわざ俺にまで…有り難うございます』
うん…⁇ やっぱり、圭さんと葵くんの間に火花が散ってるのは気のせいじゃないよね⁉︎
こちらもわざとらしくかしこまって頭を下げた葵くんと、そんな葵くんに、満面の笑みを浮かべる圭さんを見比べる。