鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!



『早く行ってこい』


『あ…うん。ごめんね、斎藤君‼︎』


斎藤君の言葉に頷いて、そう言いながらみっちゃんに駆け寄る。


そんな私と入れ違いで、中嶋君が斎藤君を見てニヤつきながら入っていった。




『みっちゃん、中嶋君と話したのー⁇』



何か聞きたそうなみっちゃんに、話すのが面倒だったのでわざとこっちから話題を振る。


そんな私の言葉に、なぜかみっちゃんの顔がトマトみたいに真っ赤になっていく。



『…みっちゃん?』



いつになく乙女チックなみっちゃんの顔を覗き込むと、慌てて顔をそらされた。



待って。
みっちゃんに何したの⁇ 中嶋君。


本当、みっちゃんをここまで乙女にできるのは中嶋君だけだよ?



『何はともあれ、いい事があったんだね?』


からかうようにそう言うと、照れたみっちゃんが急ぎ足で教室に入っていく。


みっちゃん…連れて行ったのに置いていくのは酷いでしょ⁉︎



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