鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!
『風花ちゃん、俺も買い出し頼まれたから行こうぜ?』
『あ、うん』
同じくメモを持った新垣君の言葉に頷いて、教室を出る。
買い出し係は2人で、あと1人は新垣君になったんだよね。
『新垣君、どこで買うのか決めてる⁇』
『あー、俺の事は祐希でいいよ。
俺も風花って呼んでいい⁇』
そう言いながら、イタズラな笑みを浮かべた祐希君に頷いて、私も笑い返す。
『祐希君もメイド服着るんだよねー』
『まぁ、俺が提案したし。
着ないといけないだろうなー』
それもそうかも。
でも、祐希君なら絶対似合うと思う。
だって、ムードメーカー的存在なだけあってかっこいいし。
私よりも絶対可愛くなるよね?
『案外、着たかったりして…??』
『なっ…‼︎ そんなわけないだろ‼︎』
ニヤッと口角を上げて、からかうようにそう言うと、一瞬目を見開いた祐希君が顔を赤くして反論した。
『冗談だよー』