だから、お前はほっとけねぇんだよ

「もお!二人で何やってたんだか」



ニヤニヤ笑いながらからかうゆっちの言葉に、あたしの心臓はドキリと脈打った。



……すでに離された手のひら。

彼の手の余韻が、少し残っている。


琥侑の手……すごく熱かった。



「…………」



横目で琥侑を見ると、いつもの不機嫌顔に戻っている。



……平気じゃないのって、あたしだけ?

こんなにドキドキして、緊張して、すこし苦しい。



「なに?」



そう言って意地悪そうな笑顔を見せる姿に、胸がキュンと鳴る。



……どうやら、琥侑はあたしをドキドキ・胸キュンさせる天才のようです。

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