だから、お前はほっとけねぇんだよ
「ねえマサくぅん。この女が足踏んできてさぁ」
「え?マジかよ」
マサくんがあたしを見る。
サングラスを掛けているから分からないけど、きっと睨みつけられているんだろう。
何だか、ものすごい威圧感がある。
こ、こわッ‼
「おい、どうすんだよ。マリかわいそうじゃねーか」
「ああん?」と、顎をしゃくらせて顔を乗り出す姿は明らかにヤンキー。
「え…っと」
ど、どうしよ。
何か大ゴトになってきてるような……
そうじゃないような。
ていうか、
マジでピンチじゃないのコレ……?
「あ、じゃあ……あたし、何かお詫びします」
早くこの場から逃げたくてあたしはそう言うと足を踏まれた女性はニヤリと笑った。
「じゃあマリもアンタの足踏むわ」