だから、お前はほっとけねぇんだよ

「うっ……、ごめん……」


……って!


やば。
思わず謝っちゃった。



「あ……えっと、じゃあとりあえずメールだけしとくね」



バクバクとおかしくなった心臓の音を聞きながら、震える指先でゆっちにメールを送った。





「……行くぞ」


「う、うん」



琥侑はあたしの手を引き、歩き始める。




「おーい、そこのカップルさーん」



振り返ってみると、そこにはチャラげな若いお兄さんが屋台を開いていた。



「……え、あたしたち?」



目をパチクリさせてあたしがお兄さんを見ると、お返しにニコリと柔らかく笑った。



「そうそう君らー、アクセとかどう?」

< 206 / 399 >

この作品をシェア

pagetop