GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
少し決まり悪くて視線を下げようとしたとき、沢村律が声のトーンを上げた。
「藍色のアイなんだ!俺、藍色大好きだ」
え?
思わず眼を見張る私を気にせずに、沢村律は白い歯を見せて続けた。
「昔さあ、水彩画の授業の時、藍色をパレットの上に出してそこに少し水を垂らして溶くとスゲー綺麗でさ。濃くて深い色なのに、どんどん透明感が加わるんだ。その色合いが何とも言えなくていつもいつもパレットを見つめてたよ」
懐かしそうに笑った沢村律の顔に、私の胸がギュッとした。
「いい名前だね、藍って。藍色のアイ」
心に染みるような沢村律の声。
「わ、藍……ちゃん」
一度引っ込んだ筈の涙が、再び顔を出した。
「藍色のアイなんだ!俺、藍色大好きだ」
え?
思わず眼を見張る私を気にせずに、沢村律は白い歯を見せて続けた。
「昔さあ、水彩画の授業の時、藍色をパレットの上に出してそこに少し水を垂らして溶くとスゲー綺麗でさ。濃くて深い色なのに、どんどん透明感が加わるんだ。その色合いが何とも言えなくていつもいつもパレットを見つめてたよ」
懐かしそうに笑った沢村律の顔に、私の胸がギュッとした。
「いい名前だね、藍って。藍色のアイ」
心に染みるような沢村律の声。
「わ、藍……ちゃん」
一度引っ込んだ筈の涙が、再び顔を出した。