GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
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「どこほっつき歩いてたの?!何時だと思ってるのよ!?」

玄関に入るなり金切り声を上げてママが私を睨み付けた。

なにそれ。……吐きそうになる。

「まだ七時だし。夕食食べて帰ってきただけ」

「買って帰ればいいでしょ?!あなた一応受験生なのよ?!」

いつも家にいないクセに、よくもそんな事が言えるよね。

ママがキーキー怒っているのは決して私が心配だからじゃない。

ただ虫の居所が悪いだけ。

「母親らしいことなど何一つとしてしない君が、よくそんな台詞を言えたものだな。育児なんていつも春子さんに任せっきりだったのに」

リビングからパパの声が響いた。

春子さんとは、私が中三までの間ずっと通って来てくれていた家政婦さんだ。

皮肉な事に両親よりも熱心に私を育ててくれたシッターさんでもある。
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