GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
画のモデルが……私でいいんだろうか。

そう言えば以前も瀬里は私の事を、手足が長くて凄く綺麗だし、顔も美人だって……。

あの時はただのお世辞だと思っていたけど、こんな風に喜んでくれるとなんか嬉しい。

だって……私に関わろうとしてくれた同世代は瀬里と律ぐらいだし。

考え込む私に瀬里がニコニコ笑った。

「ありがと、藍ちゃん」

「瀬里ってさ、この時期に画なんか描いてていいわけ?」

すると瀬里はコクコクと頷いた。

「私、卒業後は画の専門学校に行くんだ。面接があるんだけど、そこで今まで描いてきた画の中から何枚かを持参しなきゃならないの。でね、せっかくだから今から新たにひとつ新しい作品を加えたくて。藍ちゃんにはその画のモデルになってもらいたいんだ」

「……分かった」

「じゃあ学校終わったらそのまま家に来てもらっていい?」

「いいよ」

画のモデルかあ。

そんなの初めてでちょっと興味ある。

私は頷くと、少しだけ楽しみだと思った。
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