幼馴染はどこまでも俺様過保護
2ヶ月程が経ち澪ちゃんの衣装に合わせてブローチを作った。

「ぅわー素敵!色も綺麗だね?」

今回澪ちゃんに作ったのは今までのワイヤーフラワーにマニュキュアで色付けし、レジン液で作ったビジューを加えて作った。

「気に入ってくれたなら良かった」

「これって偽物だよね?」

澪ちゃんはブローチの中の小さなビジューを言っているのだろう。

「勿論、私が作ったおもちゃだよ」

よく出来てるね?と澪ちゃんは照明の光を当て綺麗と言って見ていた。
私は澪ちゃんのお母さんに貰ったアップルティをいれる、カップから漂う甘い香りを楽しんでいた。

ん〜いい香り。やっぱりコーヒーより紅茶がいい。

澪ちゃんもカップに口を付けたところで私の付けているピアスに目が行ったようだ。

「あっ蒼海ちゃん、可愛いピアスしてるね?」

「え?あーこれ?」

ちょうどさっき作ったばかりのピアスを付けていた。見せてと言われ、付けていたものを外すと、澪ちゃんは自分に付けこれも頂戴と言う。いいよと言うと澪ちゃんは目を輝かせて喜んでくれた。

喜んでくれる人に付けて貰った方が宝石達も喜ぶよ。

「え?宝石?」

心の中で呟いたつもりが声に出ていたようだ。

「ううん、なんでもないよ、気に入ってくれたなら嬉しいって事」

今、澪ちゃんにあげたピアスは本物のダイヤとルビーを使ってる。だから、私が作るビジューとは輝きが違う。

でも、澪ちゃんにはそれは内緒にした。本物だと知ったら受け取らないだろうし、かと言って私の手元に置いて置くつもりもない。

澪ちゃんが欲しいと言わなければ今度のフリマに出すつもりだった。他の物と同じ様にただのレジン液で作ったビジューとして。

「蒼海ちゃん、今度は何処のフリマに出すの?」

「隣り町の公園に来月だすつもり」

毎月、どこかしらのフリマに出ていたが、先月、出かけようとした時に来客があり、出店する事が出来なかった。その人は一週間前にも、また訪ねてきた。そして、迷惑な物を置いて行ったのだ。

「私も行こうかな?」

「ダメダメ!澪ちゃんが来たら大騒ぎになるから、それに隼翔に私がフリマに出てる事しれたら面倒だからね?それから、それも私が作った事は内緒だよ?絶対に誰にも言わないでね!?」





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