幼馴染はどこまでも俺様過保護
「ねぇ?隼翔は私なんかと仕事サボってて会社は良いの?」
「良い訳無いだろ!?俺は忙しい体なんだからな!!でも、お前が大人しくしてくれないから仕方ないだろ?」
隼翔は私の勤める会社、【ジュエリー翔】の副社長様。ジュエリー翔は銀座に本社ビルを持ちデパートにも出店している。単独店としては本社ビルの1階の本店の他に、神戸にあり、そして今は名古屋に建てる計画になっている。
「ごめん…」
隼翔が忙しい事は誰よりも私が知ってる。本社社員全てのスケジュール管理をしていたのは私なのだから。社長である隼翔のお父さんは、半年程前過労で入院してから、仕事を休んで静養している為、今は全て隼翔の肩にのしかかって来ているのだ。
「ばーか。謝るくらいなら子供みたいに駄々をこねるな!」
隼翔はそう言って私の頭に手を乗せる。
私はこの手が大好き。子供の頃いつも私が泣いてると『泣いてると、天国のお母さんが悲しむぞ?うちでおやつを食べよう?』と私の涙を拭い手を繋いで隼翔の家に連れて行ってくれた。そうやって小さな頃から隼翔は私を助けてくれた。
私の母は私を産んで直ぐに亡くなった。だから写真でしか母を知らない。隼翔のお母さんも隼翔が幼い時に亡くなっている。私達は家も近く同じような境遇という事でよく側に居た。