ワケありオンナとワケあり男子の共同生活


男の人なんて信じちゃダメなんだ。結局みんなセックスしたいだけなんだ。

もう裏切られるのは嫌だ。

セフレを作ったのは裏切られるのが嫌だから。最初からセックスしか求められてないって思ったらそれ以上求めないし、求めないから裏切られることもない。

わたしはもうあんなつらい思いをしたくない。

あの時、好きだから身体を重ねていた。でも好きな相手じゃなくても身体を重ねることができる。じゃあ、人と付き合う必要性ってなんなんだろう。



あきくんに、いや、他の人にも話したことないことを話して行くと少し心が軽くなった。感情を吐き出すっていうのはこういうことなんだろう。

「あゆさん」

心がフッと軽くなった時、温かいものが身体を包んだ。

あきくんの腕がわたしの背中にまわっていた。彼の片手はわたしの後頭部をゆっくりと撫でた。

「辛かったね」

あきくんのその言葉を聞いてすぐ暖かいものが頬を伝った。

ああ、わたし泣いてる。

軽蔑されるかと思って怖くて話せなかった。不倫だなんてサイテーだ、自業自得だと思われてもしょうがないことだ。


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