再会は、健康診断で。

「分かりましたけど……よからぬこと企んでませんよね?」


うなずきつつも疑いの目で見る俺に、結城さんは苦笑いする。


「企んでねぇし。なに疑ってんだよ。お前だけならともかく、かえちゃんが絡むんだから」


「日頃の行いが悪いからっすよ。じゃあ、仕事しますね」


つい漏れた俺の本音の言葉に、ピクッと反応した結城さんから急いで離れて仕事を始める。


とりあえず仕事をがんばるかな。今週末はがんばればなんとか休めるかもしれないし。


それからも働いて働いて家に帰って寝て、また仕事に行くという日々は続いた。そんな生活の中でふいに届いたかえからのメールに気分が浮上する。


高倉さんと結城さんの奥さんから俺の今の状況を聞いたのか、俺の身体を心配してくれて、最後に好きだと書いてある文字を見てかえに会いたくてたまらなくなる。


「かえ、会いたい」


顔が見たい、触れたい、抱きしめたい。俺の名前を呼んで、あのかわいい声で好きだと言ってほしい。


『会いたい』


その四文字だけを送信して、俺は意識を手放した。


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