夏の夜の光
ケータイで話しているらしくて相手が誰かもわからなかった。

『そんなこと言ってまた裏切るつもりやろ?!』

『もぉ信じへんわ!』
貴斗は相手が話しているのにケータイを切ったみたいだった。


ガサッ―

私は草に足を突っ込んだ…

『!…みかいるんか?』

貴斗は穏やかな声で私に話しかけた。
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