white coat
「帰る」
「…だめ」
「じゃあ脱走する」
「じゃあ抑制ベルトで動けなくする?」
「は?なにそれ」
「そのまんま。ベルトで手とか足とか抑えて動けないようにするの」
「絶対むり」
「なら大人しくしてて?」
「なんで明音に命令されなきゃなんないわけ?」
「主治医ですから」
「…むかつく」
「じゃあ寝ててね。あ、大部屋だけどほかのベッドに1人しかいないよ」
「どんな人…?」
「杏乃と同い年の男子高生」
「…なんで男子と一緒なの?」
「部屋空いてなかったから。ごめん」
「……」
まぁ…大丈夫かな…