恋心の欠片を君へ
「開けるのはまずい?」
まだもらったわけじゃないし。
「でも俺の名前書いてあるし」
ということは俺のもの?
「うーん…困った」
「どうして困ったの?」
「袋とじを開けるような気分だ」
「私の部屋にエッチなもの持ち込まないでよ」
「動画の時代に紙媒体って…」
「うわ、ほんと最低だ」
「男ならしょうがない…って」
ああああああああああああ!!!!??
「彗月?え?いつから?え?」
「何驚いてるの」
緑茶のペットボトルとグラスをもった彗月が苦笑いをしている。