君の隣で花が散る
言葉が詰まってしまった。

れおが嘘をつく必要はないけど......


「東堂君の服も見てみたーいっ!」

「かっこいいからなんでも似合いそー」


はい、似合います。 嘘みたいに似合いますよこの男は。

れおが洋服の入った袋を取り出して、中身を出す。


女子たちがはっと息をのんだ。


「似合う......」

「絶対似合う......」

「似合わないわけがない......」


女子たちがため息をつく。


やっぱりね。

もう慣れちゃったけど、こんな人普通いないもんね。


でも、騙されないで!

顔が良くても性格や言葉は悪いんだからねっ。


「同じ男とは思えない......」


女子のうちの一人が奥で暴れながら遊んでいる男子を見てポツリと呟く。

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