上司な同期は激甘サンタ
強引なわけでもないのになんだか自分の意見を通してしまう木崎君に連れられて、近くの洋食屋さんに入った。
私が希望を伝えなかったので、彼のオススメの店にしたようだ。
洋食屋さんは一本路地に入った場所で、赤れんがとオレンジ色の灯りが温かな雰囲気を出すこじんまりとした店だった。
「いらっしゃいませ。
あら、木崎さんお久しぶりね。」
お店の奥さんらしき女性が嬉しそうに迎えてくれた。
「お邪魔します。2人なんだけど、席大丈夫かな?」
そう答える木崎君の後ろにいた私に気付いた奥さんが、ビックリして声を上げた。
「木崎さん、やっと彼女さん連れてきてくれたのね!こう君に報告しなきゃっ!
席はもちろん、1番奥の席に座ってよ!」
興奮する奥さんに、ただの同期ですと訂正する事も出来ずに席に案内される。
奥さんが「もちろん」と言った1番奥の席は柱のおかげで他の席からの視線が遮られる、個室みたいな空間だった。
私が希望を伝えなかったので、彼のオススメの店にしたようだ。
洋食屋さんは一本路地に入った場所で、赤れんがとオレンジ色の灯りが温かな雰囲気を出すこじんまりとした店だった。
「いらっしゃいませ。
あら、木崎さんお久しぶりね。」
お店の奥さんらしき女性が嬉しそうに迎えてくれた。
「お邪魔します。2人なんだけど、席大丈夫かな?」
そう答える木崎君の後ろにいた私に気付いた奥さんが、ビックリして声を上げた。
「木崎さん、やっと彼女さん連れてきてくれたのね!こう君に報告しなきゃっ!
席はもちろん、1番奥の席に座ってよ!」
興奮する奥さんに、ただの同期ですと訂正する事も出来ずに席に案内される。
奥さんが「もちろん」と言った1番奥の席は柱のおかげで他の席からの視線が遮られる、個室みたいな空間だった。