bajo la luz de la luna
「兄は27でクレオのボスに就任したようですね。僕は早くにアルバラード家を離れていたので、ある時のお正月に帰ってから知りました。
僕は19歳から働いていて、仲の良い友人と二人で車やバイク、時には冷蔵庫の修理なんかもやりましたね。油の黒ずみってなかなか取れないんですよ。僕の指先、黒ずんでるでしょう?」
20年間の苦労が、その手には刻まれていた。彼の素性を知ってから改めて眺めると、いくつものギラギラと輝く指輪との組み合わせがとてもおかしい。きっと彼は、兄の趣味や癖を必死に真似ようとしたのだろう。
アタシがローサのボスになったのは半年前で、本物のドン・クレオには就任式で会って以来求婚されてきた。ちなみに、群もその会場に居て彼と対面している。
「未来はあれから何度かドン・クレオと会ったんだろ?で、今日は三ヶ月振りに会うことになってた、と。それが思いもよらぬ初対面になったって訳だな。
俺は半年振りか……確かあいつ、“指揮を取るだけで動かないボス”って有名だったな。俺らでさえ決戦の場には行くのに、随分怠けたボスだぜ。あぁ、“元”か。」
皮肉めいた口調で言った群に、エリオさんは切なげな笑顔を見せた。
僕は19歳から働いていて、仲の良い友人と二人で車やバイク、時には冷蔵庫の修理なんかもやりましたね。油の黒ずみってなかなか取れないんですよ。僕の指先、黒ずんでるでしょう?」
20年間の苦労が、その手には刻まれていた。彼の素性を知ってから改めて眺めると、いくつものギラギラと輝く指輪との組み合わせがとてもおかしい。きっと彼は、兄の趣味や癖を必死に真似ようとしたのだろう。
アタシがローサのボスになったのは半年前で、本物のドン・クレオには就任式で会って以来求婚されてきた。ちなみに、群もその会場に居て彼と対面している。
「未来はあれから何度かドン・クレオと会ったんだろ?で、今日は三ヶ月振りに会うことになってた、と。それが思いもよらぬ初対面になったって訳だな。
俺は半年振りか……確かあいつ、“指揮を取るだけで動かないボス”って有名だったな。俺らでさえ決戦の場には行くのに、随分怠けたボスだぜ。あぁ、“元”か。」
皮肉めいた口調で言った群に、エリオさんは切なげな笑顔を見せた。