僕は何度でも、君の名前を呼ぶよ。
*1*

偶然×運命



「ではここを風磨君」


授業中だった。

分からない問題でもなくて、俺は教科書に書かれている問題をノートに解き、導き出した答えを発言した。


「よし。では次は、吉田」


次にあてられた吉田は、「わかりません」と答えている。

…俺は、この吉田という人間を知らない。


…本当は、知っていたはずなのに。




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