君の世界から恋が消えた日
「う、ううん!
今日友達と
遊んでちょっと疲れちゃったかも!
それより今日はカレーなんだ!
いい匂いだね」

私はあるだけの元気を声色に乗せた

「ふふ、もうできてるから運ぶの手伝って」

母はご機嫌な様子で
器によそい始めた
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