ある雪の降る日私は運命の恋をする
瀬川くんの家から出て、もう一度病院へと向かう。

今日は、病院に泊まろうかな……

朱鳥が目を覚ましていたら帰るだろうけど、きっとまだ寝てるだろうから、今日は泊まりだな。

そう思いながら、車を走らせる。

朱鳥は、なんでも自分で抱え込んじゃうから、ちゃんと聞いてあげなきゃ。

なんで、俺も気付かなかったんだろう、1日目だって、明らかに様子がおかしかったじゃないか。

もっと、朱鳥の話を聞いてやればよかった。
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