ある雪の降る日私は運命の恋をする
ブーッブーッ

携帯電話の目覚まし音で目が覚めた。

午前7時

朱鳥はまだ寝ている。

そっと、朱鳥の頬を撫でる。

さっきは、なんで泣いていたんだろう。

怖い夢でも見たのかな……

まだ、寝ていたい気持ちもあるが朝食を作るために朱鳥を起こさないようにそっとベッドを出てキッチンに向かう。

冷蔵庫を覗きながら、何を作ろうか考える。

朝といえばパンかな?

そんなことを考えながら黙々と朝食を作っていく。

「……ふぅ…ま……おはよー……ふぁぁ~」

大きなあくびをしながら朱鳥が起きてきた。

「おはよ、朱鳥。よく眠れた?」

「うん、途中で目覚めちゃったけど、よく眠れたよ。」

「そっか、ご飯もうすぐでできるからソファーに座ってテレビでも見て待ってて。」

「うん。」

朱鳥は、まだ眠そうな目を擦りながらソファーに座って、テレビを付けた。

テレビを付けたものの、朱鳥はコックリコックリとうたた寝をしている。

朝食が出来たので、朱鳥を起こしに行く。

「朱鳥ー、ご飯できたよー?」

「んー、あれ?私、また寝ちゃった?」

「寝てたね(笑)それより、ご飯だよ。席に着いて。」

「はーい。」

眠そうにしながらも、ソファーから立ち上がり食卓テーブルへ向かう朱鳥。

まだ、眠いのかフラフラしていて、可愛い。

「よし、じゃあ、食べよっか!いただきまーす!」

「いただきまーす。」
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