密かに恋焦がれて
「何?」
「手、離してよ!変態っ」
ヒロは琴美から慌てて手を離した。
「変態呼ばわりは止めろ!お前がフラフラしてたから支えただけだろう……」
たしかに支えて貰わなかったら今頃派手に倒れていたはず。
だけど助けてくれるならそれなりに気をつけてほしい。
「とにかく逃げずに話しを聞いてくれないか」
ヒロからは黒い笑みは消えている。
琴美はヒロとリビングに戻ると先に片付けると言いテーブルのものを下げた。
とりあえずしまえる物は冷蔵庫に入れて茶碗等はつけて置いて後で洗うことにしてリビングに。
「話し始めて良いか?」
琴美は頷いた。
「琴美が俺の事を想っててくれたなんて驚いた。康成と同じように家族みたいに慕ってくれているんだとばかり思ってたから。
琴美はおばさんに似て美人なのに今まで彼氏ができたなんて話しは聞かなかったなんとなくそこら辺気になってた時期があって康成に聞いたらお前にはずっと好きな男がいるって言ってた。でも誰かは教えてはくれなかった」