密かに恋焦がれて

帰りは真奈美をヒロに任せるとお兄ちゃんは久しぶりに家に行くと言い一緒に帰ることになった。


「最後までいると思わなかった。悪かったな付き合わせて」

「ヒロが強引に迫るといけないし監視しないとね」

「強がるな。我慢させたって解ってる」

「半分ぐらいは本当に真奈美が心配だったから。きっと途中で帰っても気になってたと思う」


お兄ちゃんが家に来るとか朝は誰も言ってなかったけど皆知ってるのかな……

「お兄ちゃんが帰るってお父さん達知ってる?」

「あっ……言ってなかった」

やっぱり言ってなかったんだ。


「電話しとくか」

お兄ちゃんはスマホを手に話し始めた。
話し方からお父さんにかけているんだと解る。


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