密かに恋焦がれて

真奈美に飲みに行かないかと誘われた。

「今日、飲みに行かない」

「珍しいね真奈美が飲みたい気分なんて言ってるの」

「色々とあってモヤモヤしてるんだ」

「色々とあったんだ?私はいいよ行っても……。そうだ私いい場所知ってる。
そこなら真奈美の話しもじっくりと聞けると思う」


真奈美を伴いカクテルバーにはいる。
ここはカウンターだけではなくてテーブル席も幾つかあり仕切りされていて座ってしまうと他のテーブル席にいる人からはこちら側が見えないようにテーブルの配置がしてありゆっくり話すにはちょうど良い。


真奈美の相談にのろうと聞いている内に私の話しになってしまった。

「もしかして琴美、中林さんの事好きなの?」

「うん、昔から好きだった。
お兄ちゃんとは小さいころからの付き合いで家には良く遊びに来てたんだよ。気がついたら好きになってた」


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