密かに恋焦がれて

私は小さい頃ヒロに助けてもらった。
その時からヒロに恋をしてる。


気がついたら好きになっていた、なんて言ってしまったのは……。
ヒロが覚えてなくてもあの出来事は私の唯一……。だから真奈美には知られたくないと思ってしまったから。


「そうだったんだね。中林さんの事を私に紹介なんて辛かったよね。気づけなくてごめん」


真奈美は申し訳なさそうな顔をしたけどそんな顔をする必要ないのに。
たしかにあの時はヒロの幸せそうな顔を見る度にツキンッと胸が痛くなった。でもそのことで真奈美が気にすることはない。


「真奈美は悪くない。鈍感なヒロがいけないんだよ」

「琴美……」

「ヒロの話しはおしまい。ねぇ、これ飲みやすいよ一緒に頼まない?」


「じゃあ飲んでみようかな……」


真奈美に進めたカクテルは気に入ったようだ。
これいいねと言ってグラスに口を付けてる真奈美を見ていると何となくホッとしてしまう。
同期で同じ職場になり何となく話すようになってから真奈美と一緒にいると和むことが多かったけどそうい所は何年たっても変わらない。
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