密かに恋焦がれて
「お前は生意気だし気強いとこがあって時々ムカつくし小さい頃は俺達の後を付いてきて邪魔くさいって思った時もあるけど」
ヒロの言いぐさにムッとしてしまう。
「悪かったわね。生意気で邪魔くさくて」
「まだ途中だ。何度も康成が羨ましと思ったよ兄妹喧嘩しててもお互いに気にしあっててそういうところ良いと思う。康成はお前の事を可愛がってるって解った事も何度もあるし、もしも琴美みたいな生意気な妹がいたら時々喧嘩はしてもきっと楽しい気がする」
「ヒロがお兄ちゃんか……あんまり想像できない」
「お前にしたら兄なんて二人もいらないのかもしれないけどずっと自分の妹のような気がしてた。それはこれからも変わらないと思う。だからもしお前が困ってておじさんおばさんや康成にも言えない事でも俺で良いなら手を貸す」
「……ありがとう」
私なんてヒロにはお兄ちゃんのオマケぐらいにしか思ってないなんて勘違いしてた。
嬉しいけどやっぱりヒロには妹としてしか映ってないんだね。