密かに恋焦がれて
それでも定休日になると誰もいないことが解っていながらお店のある大通りを歩き何度か行ってみた当然施錠されていてシャッターも下りている。
ヒロの仕事姿を思い浮かべるとやっぱり苦しくなって。
そんな事を繰り返したある定休日の日にお店の近くまで来るとなぜかヒロがお店の前に立っていた。
定休日なのになんで……
反対側を向いているヒロはまだ気づいてない。
引き返そうとしたとき
「琴美?」
気づかれた。
焦った琴美は回れ右をするとそのまま逃げ出してしまった。
後ろからヒロの声が聞こえたが止まる事なくひたすら走って逃げた。
後になってもしかしたらお兄ちゃんの方に連絡されるんじゃないかと心配になったけど特に何も言われはしなかった。
そんな事があった後だからとても気まずい。