一度きりのpresent〜あの頃の私はあなたとの未来を信じた
レイラ:待ってください、今までそうして外出させないようにしてきたんですね。高校生になれば、徐々に友達と外出する機会増えてきます。紗菜もお母さんが心配してるのも分かってるから回数を調整したはずです。私の母親もお姉ちゃんには厳しくて同じだなと紗菜を見てるとほっとけないんです。


紗菜の母親:いきなりなんですか?、あなた名前は?、学校に話して辞めてもらいます。あなたがいなければ紗菜は、私の約束破らないんです。


紗菜:母さん、いい加減にして。きちんと連絡しなかったのは私が悪いけど、だからといって友達が辞めなきゃいけない理由にはならないよ。


紗菜の母親:紗菜は黙ってなさい、十分理由になるから明日学校行くわ。


レイラ:1つ忠告しときます、私達の母親はあなたと同じようにお姉ちゃんには厳しくしてたみたいだけど、ある日事故でなくなりました。もう少し好きなように生きさせてれば良かったねと後悔しています。きちんとお互いの気持ちが話せる時に話してください。


紗菜:辛い話しをさせてごめんね、乗り越えてくのも大変なのにね(涙)。


レイラ:紗菜、大丈夫だよ。友達だから話したんだよ、後悔しないようにして欲しいから。
< 84 / 158 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop