神様修行はじめます! 其の五
「ああぁぁ、どういうことだ? どういうことなのだ? どうなっているのだ?」
長さんは到着するなり、ヨロヨロとその場に崩れ落ちてしまう。
よほど動揺しているらしく、ガックリとうな垂れて、息も絶え絶えに同じ言葉を繰り返すばかりだ。
「どうしたというのだ? どうなっているのだ? どうすればいいのか?」
「小浮気の長よ、まずは落ち着け。こういう時は、冷静さを失わぬことが一番肝要なのじゃ」
まるでこの世の終わりに直面しているみたいな長さんに、絹糸が声をかけて慰める。
でも聞こえているのかいないのか、長さんはひたすらパニック驀進中。
両手で顔を覆って頭を振って、いまにも途切れそうな悲痛な声で嘆いてばかりいる。
「ああぁ、水園、水園……私はどうすれば……ああぁぁ……」
「落ち着けと言うておろう。お前、仮にも一族の長であろうが」
「まさか私の代になって、このような不祥事が……まさか水園が、水園がぁぁ……」
そう言えばこの人、気が小さいって絹糸が言ってたっけ。
ほんとだ。すっごい小心者。
さっきから「あぁぁ」しか言わないし、泣き声になっちゃってるし、頼りないったら。
一族の長らしい光ってるところが、ぜんぜん見当たらないじゃん。
唯一輝いてるのは頭だけよ。
控え目っていうよりも卑屈って感じで、なんつーか、こう、思わず後ろから頭を小突きたくなるタイプ。
ツルッと滑って不発に終わりそうだけど。
長さんは到着するなり、ヨロヨロとその場に崩れ落ちてしまう。
よほど動揺しているらしく、ガックリとうな垂れて、息も絶え絶えに同じ言葉を繰り返すばかりだ。
「どうしたというのだ? どうなっているのだ? どうすればいいのか?」
「小浮気の長よ、まずは落ち着け。こういう時は、冷静さを失わぬことが一番肝要なのじゃ」
まるでこの世の終わりに直面しているみたいな長さんに、絹糸が声をかけて慰める。
でも聞こえているのかいないのか、長さんはひたすらパニック驀進中。
両手で顔を覆って頭を振って、いまにも途切れそうな悲痛な声で嘆いてばかりいる。
「ああぁ、水園、水園……私はどうすれば……ああぁぁ……」
「落ち着けと言うておろう。お前、仮にも一族の長であろうが」
「まさか私の代になって、このような不祥事が……まさか水園が、水園がぁぁ……」
そう言えばこの人、気が小さいって絹糸が言ってたっけ。
ほんとだ。すっごい小心者。
さっきから「あぁぁ」しか言わないし、泣き声になっちゃってるし、頼りないったら。
一族の長らしい光ってるところが、ぜんぜん見当たらないじゃん。
唯一輝いてるのは頭だけよ。
控え目っていうよりも卑屈って感じで、なんつーか、こう、思わず後ろから頭を小突きたくなるタイプ。
ツルッと滑って不発に終わりそうだけど。