私の最後の愛


すると、私の声が外まで響いていたのか紅さんと虎が入ってきて目を開いた。

「若っ。」
「龍、やっと起きた?」
虎の言葉に「ちっ」と弱い舌打ちをする龍はやっぱり、私の龍。
紅さんはベッドサイドにあるナースコールを押した。

すぐに看護師さんと伊勢さんが来て龍を診る。

龍の体に触れる看護師さんにも嫉妬してしまう私は末期なんだろう。

その後はもう何が何か分からなくなった。
紅さんが廉史さんに電話すると、龍輝さんが杏さんと氷希さんを連れてやって来た。
もうそこからは、顔も見た事の無い組員さん達がすごい早さで出入りしていた。
それを龍は舌打ちをしながら追い返していた。
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