私の最後の愛

「若は今リハビリに専念してください。」

「ちっ、んなもん1週間あったらできる。」

「俺はこれで。廊下に護衛がいます。何かあったら仰ってください。」
「あぁ。」

紅が出ていくと部屋は静寂に包まれる。
ベッドサイドにある煙草を取り出してジッポーで火をつける。
紫煙を吐き出す音と希が寝る寝息。

俺はこいつが欲しい。何度抱いても足りないんだ。征服した気がしない。
衝動に駆られ眠っている希の首に顔を埋める。
そこに歯を立てると希は身じろぎをする。
顔を離すと俺がつけた印からは朱が出てくる。
それを見るとクツリと喉が鳴った。

俺の中に流れるのは狂気の血。お前はそれを制御する、できるか?
お前になら縛られても心地いい。俺はお前という檻に入って膝を折る。
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