私の最後の愛

私はこのまま眠ってしまうと龍がいなくなってしまうと思って眠れなかった。
龍は私を愛してくれると言った。私は愛を受け止めれるのか。
そして私は同じぐらい龍を愛せるのか。
私が選択を間違えば全てが無くなるようで怖い。

私は、頬を伝っている涙を拭いて龍の方に寝返りをうって、
龍が居なくならないように精一杯抱きしめて目を閉じた。


side龍
希の横に寝転がり、後ろから抱きしめると希が震えているのがわかった。
俺は目を閉じた。希は眠れないのだろう、俺がいなくなると思って。
俺はお前を離さない。離してくれと言っても離さない。
やっと手にいれた唯一無二なんだ。
お前を潰れる程の愛で愛する。
希は俺を愛さなくていい。ただ、笑って隣にいてくれるだけでいいんだ。
安い言葉がいるのなら言ってやろう。
希、愛してる。
希が俺の腕のなかで寝返りを打つと俺の方に向いた。
俺の胸に擦り寄って、細い腕で俺を精一杯抱きしめる。
目をあけて希を見れば、長いまつ毛には涙がついている。
希、お前はもう逃げられない。
クスリと笑って俺も意識を手放した。
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