HEAVEN ROAD

「何がって……お前の手、こんなに冷たくなってるだろうが!!」



「だから?」



「知らねぇのか?!人は一定の体温より下がると死んじまうんだぞ!!」



「これくらいじゃ死なねぇよ」



「わかんないだろ!!」



あたしは必死に豊の手を温めた。



あたしが寒い訳じゃないのに、膝がガクガクと震えてくる。



「俺は寒くないから気にするな」



「ホントか?眠くないか?痺れたりしてないか?」



「あぁ。大丈夫だ」


珍しく優しい顔をした豊は冷たい手であたしの頭をポンポンと撫でる。



良かった。



一気に気が抜けたあたしはドスンと床に尻餅をつく。



「それよりもっと危険だ」



「何が?」



豊の言葉にあたしの緊張の糸は再び張り巡った。
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