御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
打ち合わせも無事に終わり、3人が出て行くのを見送って片付けをする。
仕事でこんなワクワクする打ち合わせ、初めてだったなー。
会議机を整えていると視線を感じて顔を上げた。
まだ戻っていなかった坊っちゃまが扉にもたれてこっちを見ている。
その視線が優しくて甘い。
自然と顔が赤らんでしまうのを感じて、慌てて俯きながら
「どうしたんですか?何か忘れ物ですか?」
と問いかけると、コツコツと音が聞こえて視界の端に革靴が見えた。
「楽しそうだね。それって俺と一緒に仕事するからって自惚れていい?」
少しからかいを含んだ口調なのに、それ以上に感じるのはこれまでにない甘さ。甘さがトロリと胸の中に進入してきて、酔ってしまいそう。
「べ、別に、係長と一緒だから楽しいわけではなくて!でも今回のチームでお仕事するの、すごく楽しみです」
仕事でこんなワクワクする打ち合わせ、初めてだったなー。
会議机を整えていると視線を感じて顔を上げた。
まだ戻っていなかった坊っちゃまが扉にもたれてこっちを見ている。
その視線が優しくて甘い。
自然と顔が赤らんでしまうのを感じて、慌てて俯きながら
「どうしたんですか?何か忘れ物ですか?」
と問いかけると、コツコツと音が聞こえて視界の端に革靴が見えた。
「楽しそうだね。それって俺と一緒に仕事するからって自惚れていい?」
少しからかいを含んだ口調なのに、それ以上に感じるのはこれまでにない甘さ。甘さがトロリと胸の中に進入してきて、酔ってしまいそう。
「べ、別に、係長と一緒だから楽しいわけではなくて!でも今回のチームでお仕事するの、すごく楽しみです」