L'eau, je suis important...
「いや、合ってると思う。
山本の言葉心に響いた。ありがとな。」
滅多に見せない髙野くんの笑顔に
ドクドクと心拍数が上がるのがわかった。
それと同時に、顔に熱が集まった。
「山本?
どうかしたのか?顔、真っ赤だぞ?」
「い、いや!何でもないよ!」
「いや、何でもないって顔じゃねぇーだろ。
熱でもあんのか?」
その言葉と共に、手を私の額においた。
ッボンッ!
さっきより、体温上がった……!
「熱はなさそうだな?
でも、さっきより、顔赤くなったんじゃないか?今日はこの辺で切り上げるか!」
もしかして、髙野くんは少し天然なのかもしれない…。
確実に髙野くんが私の体温を上げているというのに……。