L'eau, je suis important...




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そのあと、熱がありそうな山本を
座らせて、俺は片付けにとりかかった。



そして、昨日のように手を繋ぎ、家まで送った。



早く良くなるといいなと思った。




―旗作り3日目。




心配していた山本は、体調も良くなったようで、友達と楽しそうに会話している。


俺は玲の会話に適当に相槌を打ちながら、
山本の方をぼーっと見ていた。



「あれ?
なになに!?悠太もしかして、舞羽ちゃんの事気になってるの〜?んー?玲くんに詳しく教えて〜」


「そんなんじゃねぇーよ。」



煽ってくる玲を一発叩いて、否定した。



「あ、舞羽ちゃんこっちに来るね。
悠太に用事かな〜?」



ニヤニヤしてこっちを見る玲を再び叩いた。



「いったぁーい!
玲くん悲しいぃ〜」


ちっ。
だいぶうぜぇーな。


今日に限らずだけど。




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