L'eau, je suis important...
玲を見るとすでに書き終わったようだ。
お互い特に会話をするまでもなく立ち上がり、横にはけた。
それでも、旗がしっかりと見える位置に。
俺らが書くのを待っていた山本とその友達がしゃがみこんだ。
「なぁー悠太ー
なんて書いたー?」
旗をじっと見て、こちらに視線を向けるでもなく呟いた。
「それはできてからのお楽しみだな。
まぁ、ここから見えると思うがな。」
俺の言葉に少し笑って、
「じゃあ、探さないでおくよ。」
そう言った。
何故だろうな。
こちらを全く見ずに言う玲の纏っている雰囲気が、えらく冷たくて、大人に感じた。